このページを見ている人は、少なからず「今の浪費癖をどうにかしないと...」と感じている人が多いはずです。
しかし、「どうにかしないと」と思いながらも、浪費をやめる決定打が足りなかったりしませんか?または、浪費癖を治す努力はしてみたものの、改善しなかったという人もいるのではないでしょうか。
浪費癖を治すためには、浪費してきた過去やこのまま浪費していく未来を考え、自分は今どうするべきなのか自分で気づくことが大切です。
このページでは、浪費癖が治らない原因と、元浪費家だった筆者が貯金できるようになった具体的な習慣をご紹介します。
「浪費癖が治らない」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
浪費癖が治らない原因とは?
浪費癖が治らない人には、いくつかの原因があると考えられます。
性格的な問題もあると思いますが、なかには心の病気が原因で浪費してしまう場合も。
ここでは、浪費癖が治らない原因について詳しく解説していきます。
お金の管理ができていない
まず最大の原因は"お金の管理ができていない"ということです。
毎月の収支を把握できず、いつの間にか使い過ぎている可能性があります。
お金の管理は家計簿をつけることが一般的ですが、お金の管理が苦手な人にとって、家計簿をつけることは大変かも知れません。
家計簿の主な費目をできるだけシンプルにして、無理なく管理していくと続けやすいといわれています。
それでもできない場合は、家族に管理してもらうのもひとつの方法です。
見栄っ張りな性格
見栄っ張りな性格というのも浪費癖にありがちな要素です。
見栄っ張りな性格の人は、「自分に自信を持ちたい」「周囲から評価されたい」という考えを持っている人が多いです。
自分に自信を持つためにブランド物や高級時計を買ったり、周囲から評価を得るために後輩や友人に食事をごちそうしたりします。
見栄を張る性格を改善するには、まず自分が日頃どのような言動をしているのか、冷静に振り返ることから始めましょう。
自分を客観的に見て、「見栄を張っている」と感じる部分があるようなら、焦らず少しずつでも改善していくように心がけることです。
お金のかかる趣味がやめられない
典型的な浪費家の特徴としてあげられるのが「お金のかかる趣味を持っている」ことです。
お金がかかる趣味の代表としては、ギャンブル、ゴルフ、車、カメラ、時計などがありますが、どれか一つでも当てはまるのなら要注意!
とくにギャンブルは、生活が破綻する可能性もあるほど危険です。
とはいえ、お金がかかると分かっていてもハマってしまう大好きな趣味。なかなかやめられないですよね。
独身なら自分だけの問題ですが、結婚しているとそうはいっていられません。
人生のステージごとに、趣味にかける金額を変えていくのが賢い選択といえるでしょう。
心の病気
お金がなくても買い物がやめられない人は、”買い物依存症"になっている可能性もあります。
買い物依存症とは、病的なほど過剰に買い物をしてしまう人のことですが、浪費家と依存症の違いがいまいち分からない人も多いはず。
買い物依存症の人の特徴は以下の通りです。
特徴 | 内容 |
---|---|
女性に多い | 女性は買い物依存症になりやすい傾向にあります。依存症でなくても「趣味がショッピング」という女性は多く、ストレス解消で買い物をしているうちに買い物依存症に陥ってしまうというケースも少なくありません。 |
生真面目な性格 | 精神的な問題と密接な関係がある買い物依存症は、うつ病になる人や自殺をする人と同じく、「責任感が強い人」「真面目な人」ほどかかりやすい傾向があります。人に甘えたり本心を出したりするのが苦手なため、自分でストレスを発散させる方法として買い物に依存してしまうのです。 |
虚栄心が人一倍強い | 劣等感や虚栄心が強い人は周囲からの賞賛を求め、ブランドもののカバンや洋服、高級車など無理をしてでも手に入れようとしがち。「高級なものを持つこと」で自分に価値を感じ、もっと自分に価値をつけようと買い物に依存していきます。・自分に自信がない自分に自信がない人が多いのも買い物依存症の特徴です。人の顔色をうかがうことがクセになっており、知らず知らずのうちに満たされない孤独を抱えています。買い物をすることそのもの、または物を手に入れるという行為で、さみしさや虚しさを埋めようとしてしまうのです。 |
自分に自信がない | 自分に自信がない人が多いのも買い物依存症の特徴です。人の顔色をうかがうことがクセになっており、知らず知らずのうちに満たされない孤独を抱えています。買い物をすることそのもの、または物を手に入れるという行為で、さみしさや虚しさを埋めようとしてしまうのです。 |
あくまでも傾向ですが、気になる人は一度クリニックに相談してみるのもひとつの方法です。
元浪費家が貯金できるようになった7つの習慣
浪費家を卒業するためには、浪費しない環境を整えていくことが大切です。ここでは具体的に筆者がやってきた方法をひとつひとつご紹介していきます。
ちなみに筆者は、数年前まで貯金ゼロ、むしろ借金まであった元浪費家なので、それなりに信憑性があるかと思います。
1.買うときの目標を決める
これは、〇〇したら買おう!という目標を決めておくことです。
例えば、「痩せたら買おう」「引っ越ししたら買おう」など、目標はなんでもOK!
筆者は買いたいものがあるときに、「10万円貯まったら買う」というふうに決めていました。
すると、10万円貯まる頃には欲しかったモノに対する購買意欲が薄れ、むしろお金を使うのがもったいないとさえ感じてきます。
結局買わなかったということは、本当に必要なモノではなかったということになるので、無駄遣い防止になったということになります。
2.貯金額の目標を決める
目標額を決めることで、自分が目指すゴールが決まるため継続しやすいです。
最初は5万円や10万円など、少し頑張れば達成できる金額を設定します。
銀行口座に貯めていくのも良いですが、通帳やネットバンキングの画面では貯まっている実感が湧きづらいので、指定の封筒に入れて手元で管理するのもおすすめ!
「貯金ができている」という実感は、想像以上に嬉しいものなので、達成感があります。
3.1つ買ったら1つ捨てる
下駄箱の中、クローゼットの中、コスメポーチの中など、1つ買ったら1つ捨てることを始めてから、無駄なモノを買わなくなりました。
捨てるという行為は、抵抗を持つ人も多いと思います。
しかし習慣化していくと、新しいモノを買うときは、「何を捨てようかな?」と考えるようになります。
「あの靴は古いから捨てて、新しい靴を買おう」と思えば購入すればいいですし、「まだ履ける靴だから新しく買うのはもう少し後にしよう」と思ったら、浪費を防ぐのに成功した証拠です。
4.クレジットカードを1枚にまとめる
「新規発行で買い物券やポイントがもらえるから」という理由で、クレジットカードを複数枚持っている人は多いはず。
筆者も以前は複数枚持っていましたが、現在は楽天カード1枚しか持っていません。
浪費癖を治して貯金したいなら、クレジットカードは1枚にまとめるのがおすすめです。
クレジットカードを複数持っていると、請求明細がバラバラに届き、結局今月いくら使ったのか把握が難しくなります。
1枚にまとめておけば、自分の支出が把握しやすくなりますよ。
5.現金主義になる
浪費を抑えるには現金主義になるのも効果的です。
クレジットカードやキャッシュレスは実際にお金を目にしないので、便利な反面どうしてもお金を使っている意識が低下してしまいます。
クレジットカードで1万円使うのと、財布の中にある1万円を使うのは、後者の方が支出の実感が大きいはず。
とはいえ、クレジットカードやキャッシュレスは便利なので、「浪費が減ったな」と実感するまでの間だけ、現金主義になってみるのがおすすめです。
6.ショッピングカートに入れたら1日置いてみる
電車の中や寝る前など、気づいたらショッピングサイトを眺めていることはよくありますよね。そして、もともと買うつもりはなかったのに、いつの間にか欲しい気持ちで溢れていたりしませんか?
そんなときは気分がハイになっている状態なので、ショッピングカートに入れて1日置いてみてください。
1日置くと冷静な判断ができるので、浪費を防ぐことができるかもしれません。
7.お金のかからない趣味を見つける
筆者が浪費家だった頃は、休日になるとなんとなくショッピングセンターへ行ったり、カフェに寄り道したりすることが習慣化していました。
今振り返れば、とくにやることがなかったんだなと思います。
なにか趣味があれば、用もないのにショッピングセンターやカフェへ行く機会も自然と減っていったでしょう。
その趣味といっても、できればお金のかからない趣味を見つけられるのが理想です。
例えば自宅での映画鑑賞や料理、ハンドメイドもおすすめです!
無理に趣味を作る必要はないですが、やることがないおかげで浪費しているという人は、なにかお金のかからない趣味を見つけてみてください。
浪費しない環境を整えれば浪費癖は治せる!
ここまで、浪費癖が治らない原因と、元浪費家だった筆者が貯金できるようになった具体的な習慣をご紹介しました。
浪費癖が治らない原因は、ただお金の管理ができていないだけでなく、心の病気の可能性もあります。
浪費癖に悩んでいる人は、どうすれば満たされるのか、一度自分と向き合ってみてください。
元浪費家だった筆者は、マイルールを決めて浪費しない環境を整えていった結果、今では貯金もできるようになり、浪費とは真逆の節約体質になりました。
このページを参考にしていただき、1つでも実践していただけたら幸いです。