無駄遣いとは、一般的には「必要のないことや役に立たないことにお金などを使うこと」という意味の言葉です。
金銭面だけでなく、時間や使用量などさまざまな場面で無駄遣いという言葉は使われています。
収入から引かれる支出には、「生活に必要な支出」「自己投資のための支出」「心を豊かにする支出」の3つがあります。
この3つに当てはまらない支出が浪費、つまり無駄遣いとなります。無駄遣いを減らすにはまず、自分にとっての無駄遣いを知ることが大切です。
無駄遣いを見つけるためには、家計簿をつけるときに支出を明確にすることが必要です。
3つのカテゴリにわけて実際にお金を使ったものがどれに当てはまるかを分類してみましょう。
該当するカテゴリが見つからなかったら、それは無駄遣いになるので、自分には不必要なものとなるでしょう。
自分では無駄ではないと思い込んでいたり、固定費に無駄な費用があったりすると、無駄遣いが減らない原因となってしまうので気を付けましょう。
今回は無駄遣いをする人の習慣、無駄遣いをしない人の習慣、無駄遣いをやめることで得られるメリットを紹介します。
Contents
無駄遣いをする人に共通する4つの習慣
- 不要なものを買ってしまう
- 自分へのご褒美が多い
- コンビニでの買い物が習慣化している
- お金のかかる趣味をもっている
無駄遣いをしてしまう人に共通して当てはまる習慣がいくつかあります。
このような習慣をやめると無駄遣いを減らすことができるかもしれません。
今回は4つ紹介しますので自分に当てはまってないかぜひチェックしてみてください。
1.不要なものを買ってしまう
無駄遣いが多い人は、自分にとって本当に必要なものなのかをよく考えずに不要なものを買ってしまいがちです。
セールの勢いや衝動買いで商品を購入するのではなく、自分に必要なのか、どんな場面で使うのかといったように今後の使用用途を考えるようにしましょう。
とりあえず安いから買っておこうという気持ちで買ってもそれが積み重なると、結局無駄遣いになります。
本当に必要だと思ったものだけを買うようにすると、無駄遣いでの出費は減っていきます。
2.自分へのご褒美が多い
頑張った自分へのご褒美はとても大切なことですが、自分へのご褒美で購入する商品は基本的には「ほしいもの」になります。
そのため「必要なもの」ではないケースが多いです。
ご褒美が多い人の場合は、必要なものではなくほしいものが増えていってしまう状態なので、無駄遣いになってしまいます。
ご褒美を言い訳として無計画にするのではなく、事前にしっかりと計画をたててすると満足感も上がるでしょう。
3.コンビニでの買い物が習慣化している
コンビニは必要な商品がなんでもそろっている上に24時間営業していて便利です。
しかし、魅力的な商品が数多く販売されていることからつい目移りしてしまって、不要なものを買ってしまいがちです。
「ついでに」といって他のものも一緒に購入してしまうと、本当に必要なものだけを買うことができません。
そのためコンビニでの買い物が習慣化している人は無駄遣いをしてしまう機会も増えてしまいます。
また、ネットショッピングでは家にいるままで簡単に買い物できてしまうのでつい本当は買うつもりはなかったものを買ってしまいがちです。
購入する前によく考えるようにしましょう。
4.お金のかかる趣味を持っている
趣味は自分の生活を充実させるために必要なものではありますが、お金のかかる趣味は危険です。
例えば、パチンコや競馬などのギャンブルは、「当たれば大逆転」「もうちょっとで当たりそう」といった考え方になってしまい、ついお金を使いすぎてしまいます。
車やバイクも本体価格が高いうえに内装やカスタマイズにこだわりだすと、ものすごくお金がかかってきます。
趣味でリフレッシュすることも大事ですが、その出費は必要性を見極めることが大切です。
お金を貯められる人に共通する4つの習慣
- 収入と支出を管理できている
- 無駄を省いている
- 貯蓄用と生活費用で口座を分けている
- 資産運用をしている
お金を貯められる人には習慣化されていることがいくつかあります。
お金が貯められない人でも次の4つの習慣を参考にして、習慣化することによりお金を貯めることができるようになるでしょう。
1.収入と支出を管理できている
お金を貯められる人の特徴として、収入と支出を管理できていることがあげられます。
自分の収入を把握したうえで、支出額の上限を月々で決めるようにしましょう。
そうすることで、お金を使い果たしてしまうことはなく、しっかりとお金を貯めることもできます。
けちけちするのではなく、支出の限度額やどういった用途に使うのかなどある程度計画を立てておくことが大切です。
ストレスなくお金をためて、充実した生活を送ることができるでしょう。
2.無駄を省いている
お金を貯めるためには、必要でないものは買わないのが最低限のルールです。
例えばスーパーやコンビニ、ネットショッピングで目的の商品だけを買って、ついでに他の商品を買うことは控えます。
また、一時的な欲望で買い物することは控えましょう。
自分の感情や欲情をうまく制御することができると自然にお金も貯まってきます。
感情や欲望に振り回されている人は、衝動的に新製品に飛びついてしまったり、ほしいものを我慢できずに買ってしまうことで無駄遣いが多くなってしまいます。
もし無駄遣いをしてしまった場合でも、自覚しその後の出費を抑えるようにすることが大切です。
3.貯蓄用と生活費用で口座を分けている
貯蓄用口座と生活費用で口座を分けて管理するとお金が貯まりやすくなります。
手元に給料が丸々あるとつい使ってしまいたくなります。
そのため、必要な生活費を事前に計算して、その分を生活費用口座に入れ、残りは貯蓄用口座にいれることをお勧めします。
口座を2つ作ることが難しい人は、貯蓄用だけ口座に入れ、生活費用分は家のタンスにしまっておくのもいいでしょう。
財布に入れてしまうと目に入ってしまいつい使いすぎることもあるので、目に入ることのないタンスのような場所にしまっておくようにしましょう。
貯蓄用口座にいれたお金はすぐ手に付けないように注意しましょう。
4.資産運用をしている
資産運用とはもっている資産(現金、不動産、株など)を管理・運用して、資産を増やすことです。
定期預金や保険なども資産運用といえます。
資産運用をすることで、将来に必要な資産形成ができたり、今の家計の見直しができたりといったメリットが生まれます。
資産運用を始めることによって、現在使っているお金の流れを理解することができ、現状より少ない支出ができる可能性もあるのでとても便利です。
しかし、価格変動のリスクや金利変動のリスクがあるので利用する際は注意が必要です。
無駄遣いををやめると得られるメリット
- 金銭的な余裕ができる
- 新しいことにチャレンジできる
無駄遣いを減らすことによって、金銭的な余裕ができるだけでなく、精神面や時間的な余裕も生まれます。
余裕ができることによって仕事のパフォーマンスが上がったり、新しいことにチャレンジできたりと様々なメリットがあります。
今回は無駄遣いをやめることで得られるメリットを紹介します。
1.金銭的な余裕ができる
無駄遣いを減らすことによって、貯金額が増え金銭的な余裕ができます。
一度に多くの金額を貯金することは難しくても、毎月少しずつ継続的に貯金することで、金銭的な余裕だけでなく心にも余裕ができます。
お金がなくてイライラすることも少なくなるため、精神的な安定も得ることができます。
余裕がないと集中力が下がったり、やる気がなくなる原因になってしまうので常に余裕と精神的な安定を持てるようにしたいものです。
まずは、節約をしなければと考える前に、浪費を減らすことから考えてみるといいでしょう。
2.新しいことにチャレンジできる
無駄な出費や無駄な行動が減ると時間にも精神的にも余裕ができ新しいことにチャレンジすることができます。
新しいチャレンジをすることで進化することができ新たなチャンスをつかむこともできます。
生活を充実させるためにとにかく無駄を減らして1日に余裕を持ちチャレンジできる状態を作っておくことをお勧めします。
まとめ
今回は無駄遣いとは何か、無駄遣いをする人としない人の習慣、無駄遣いをやめると得られるメリットについて紹介しました。
無駄遣いをやめるにはまずは、自分の何が無駄遣いに当てはまっているのかを知る必要があります。
自分には必要なものなのか、そうではないのかを考えて購入するようにしましょう。
無駄遣いをやめることによって金銭面だけでなく、時間的にも精神的にも余裕ができます。
そして、新しいことにチャレンジできたり、仕事のパフォーマンスがあがったりするメリットが生まれます。
これを機に、無駄遣いをやめてお金をためてみましょう。