収入が少ない月や、出費の多い月は、赤字になって貯金を崩す羽目になりがちですよね。
コツコツ貯金していても、一度貯金を崩してしまうと貯金のモチベーションも下がるのが事実です。
そこで今回は、いざという時に助かる予備貯金の作り方をご紹介します。
赤字の月も貯金を崩したくない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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今月は赤字…でも貯金は崩したくない!
毎月赤字にならないよう生活していても、収入が少ない月や、出費の多い月は赤字になってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、貯金を崩すしかない状況になるのは、正直避けたいですよね。
コツコツ貯金していたお金も、手を出すのは簡単なことですが、その後貯金のモチベーションを保つのも難しくなります。
また、目的を持って計画的に貯金している人にとっては、貯金を崩すことで目標が遠ざかるのもつらいこと。
何よりも問題なのは、このような赤字の状況は、いつ起きてもおかしくない状況なんです。
つまり、赤字の対策を考えておかないと、今後も貯金を崩すことになり兼ねません。
赤字の月に貯金を崩したくない人は、いざという時のために”予備貯金”を用意しましょう。
予備貯金さえあれば、赤字の月もきっと心穏やかに生活できますよ。
いざという時に助かる”予備貯金”とは?
では早速、いざという時に助かる”予備貯金”についてご紹介します。
予備貯金が気になる人は、メリット・デメリット含め検討してみましょう。
予備貯金の具体的な使い道
予備貯金の具体的な使い道は、いざという時に使うためのお金だと思っておきましょう。
収入が少ない月の赤字分に充てるお金や、予想外の出費に充てるお金として考えるといいですね。
病気やケガ、災害に巻き込まれたときの備えや、冠婚葬祭に必要なお金なども予備貯金から出すようにしましょう。
このような特別出費というのは、自分でも予想できない状況で必要になるお金です。
本来なら貯金を崩して支払うお金ですが、予備貯金があればメインの貯金を崩すことなく出費に対応できるということ。
貯金の目的も緊急時の出費対策なので、使うときにお金が惜しく感じることもないでしょう。
あくまでも予備としての貯金なので、それ以外の目的には使わないことが大切ですよ。
予備貯金を作るメリット
予備貯金を作る一番のメリットは、急な出費があったとしてもメインの貯金を崩さないで済むことです。
赤字の月に貯金を崩したくない人にとって、予備貯金の存在はかなりの安心材料になるはず。
また、予備貯金があることで、予想外の出費があっても冷静でいられるのもメリットと言えます。
急な冠婚葬祭などが入ると「お金がないのにどうしよう!」と焦ってしまうことも多いですよね。
そんなときも、予備貯金さえあれば、落ち着いた気持ちで対応できます。
メインの貯金とは別の予備貯金を作ることで、元々の貯金ペースを乱さないというメリットもあります。
貯金を崩してモチベーションが下がるのが嫌な人にとっても、予備貯金を作るのはおすすめですよ。
予備貯金を作るデメリット
基本的にはメリットが多い予備貯金ですが、デメリットは毎月余分に貯金しなければならないことです。
メインの貯金だけでも精一杯な人にとっては、予備貯金のために貯金額を増やすのは難しいと感じるかもしれません。
実際必要になるか分からないお金を貯めるので、貯金のモチベーションが保ちにくいのもデメリットと言えるでしょう。
とはいえ、予備貯金をデメリットだと感じる人ほど、金銭的な余裕がないのも事実。
予想外の出費に困る可能性が高いので、多少無理してでもメインとは別に予備貯金を作っておくことをおすすめします。
何もなければ予備貯金をメインの貯金に移すこともできるので、お守り代わりに貯金してみるのもいいかもしれませんよ。
こんな人に予備貯金がおすすめ!
予備貯金するのがおすすめな人は、収入の変動が多い人や、人付き合いが多い人です。
収入の変動が多い人は、収入が少ない月は赤字になって困ることも多いですよね。
また、人付き合いが多い人は、交際費や冠婚葬祭費などの急な出費も珍しくないでしょう。
あらかじめ予備貯金しておくと、収入が少ない月や、付き合いの多い月でも安心して生活できますよ。
もちろん、メインの貯金を絶対に崩したくない人にとっても、予備貯金はおすすめの方法です。
目的を持って計画的に貯金している人は、いざという時のために予備貯金しておきましょう。
予備貯金はどれくらいあると安心?
いざという時の予備貯金と言っても、具体的にどれくらい貯金すればいいのか悩みますよね。
予備貯金としてあると安心できる金額は、毎月の生活費の3ヶ月分〜6ヶ月分程度が理想です。
これくらいあれば、万が一病気やケガで働けなくなったときも、ある程度の対応ができるはず。
もちろん、ちょっとした出費を補うには充分な金額なので、予備貯金がすぐになくなる心配もありません。
ただし、あくまでも自分1人の単身世帯を基準としているので、既婚者や子どもを養う立場の人は生活費の6ヶ月分〜1年分くらいを目安にするといいでしょう。
いざという時に必要になる金額も、立場によって変わることは頭に入れておきたいですね。
予備貯金の場合、目標額まで貯まったらそれ以上貯金する必要はありません。
ですが、予備貯金からお金を使った場合は、再び元の金額に戻す貯金を再開しましょう。
予備貯金の貯め方
次に、予備貯金の貯め方を具体的にご紹介します。
メインの貯金以外に貯めるとなると、負担が大きくなるのも事実ですよね。
できるだけ負担を減らして予備貯金を貯めたい人は、参考にしてみてください。
毎月決まった額を積み立てする
予備貯金とはいえ、確実に貯まる方法を考えないと、いつまで経っても貯まらない可能性も。
より確実に予備貯金を貯めるには、毎月決まった額を積み立てするのがおすすめです。
メインの貯金もあると思うので、無理のない範囲で積み立て額を決めるようにしましょう。
ただし、あまりに積み立て額が少ないと、いざという時に役に立たないのも事実。
早めに予備貯金としての効果を実感するには、最初は少し多めに積み立てしておくのもいいかもしれません。
あくまでも予備としてのお金なので、いざという時は使えるお金です。
気を楽にして積み立てすることで、予備貯金も貯まりやすくなりますよ。
浮いたお金を貯金に回す
メインの貯金だけでも精一杯で、予備貯金まで貯めるのは難しい人もいますよね。
そんな人におすすめの貯め方は、浮いたお金を貯金に回す方法です。
日頃から節約を意識すれば、元々用意していた生活費が浮く可能性は高いはず。
たとえば、今月は食費が5000円浮いた!というときは、その5000円を予備貯金に回しましょう。
浮いたお金をラッキー!と使ってしまうのは簡単ですが、本来は余らないお金だと思えば、貯金に回すのも苦ではありませんよね。
生活費以外にも、交際費などが浮いたときなども貯金に回すことで、意外と早く予備貯金が貯まるかもしれません。
「○○したつもり」で貯金する
今よりも収入が増えるわけでもなく、これ以上貯金を増やすのは無理!なんて思っていませんか?
そんな人におすすめなのが「○○したつもり」で貯金する方法です。
生活の中でお金を使う場面はたくさんありますが、我慢すればお金を使わずに済む場面も多いですよね。
たとえば美味しい物を食べたい!と一度は外食を考えた人が、我慢して自炊で美味しい物を作れば外食費を節約できます。
つまり、外食したつもりのお金を、予備貯金に回せるということ!
節約を意識して貯金するのは難しく感じがちですが、このように「○○したつもり」で貯金するのは意外と簡単。
無理せず予備貯金ができるので、貯金が苦手な人もぜひ試してみてください。
まとめ
いざという時に助かる予備貯金の作り方は参考になりましたか?
赤字の月もできるだけ貯金を崩したくない人は、予備貯金を作ることで心に余裕を持って生活できるかもしれませんよ。